G Suiteでシングルサインオン設定をする手順についてご紹介します。
【目次】
1.設定前準備
「シングルサインオン」の設定を行うには、Qastでビジネスプラン以上のお申し込みが必要です。
チャットサポート、もしくはメールで support@qast.jp 宛に以下を記載の上、ご連絡ください。
会社名
担当者名
チームURL
※利用されているQastのURLです。
2.G Suiteでシングルサインオン設定をする
(1)Qastで「entity_id」「acs_url」をコピーします。
※Qast[マイページ]>[セキュリティ]>「シングルサインオン」内に記載されているため、それぞれコピーの上、メモしておいてください。
(2)G Suiteで「Qast」を追加して各種設定します。
1.G Suiteの管理コンソール https://admin.google.com/ にアクセスし、[アプリ]をクリックして[ウェブアプリとモバイルアプリ]を選択します。
2.[アプリを追加]のタブをクリックして、[カスタム SAMLアプリの追加]を選択します。
3.任意でアプリ名(ex:Qast)を入力し、[続行]ボタンをクリックします。
4.次ページではそのまま下部までスクロールし、[続行]ボタンをクリックします。
5.(1)でQastからコピーした「acs_url」と「entity_id」をそれぞれ貼り付け、[続行]ボタンをクリックします。
6.次に属性の設定のため、まず[マッピングを追加]をクリックします。
7.「Google Directoryの属性」で[Primary email]を選択し、属性の名前を任意(ex:メール)で入力してから、[完了]をクリックします。
8.「ユーザーアクセス」にて[オフ(すべてのユーザー)]をクリックします。
9.[オン(すべてのユーザー)]を選択し、[保存]をクリックします。
10.[メタデータダウンロード]をクリックします。
(3)QastにXMLをインポートします。
Qast[マイページ]>「セキュリティ」>「シングルサインオン」内にある[XMLファイルを選択]ボタンをクリックして、先程ダウンロードした「IDPメタデータ」を選択してください。
(4)[テストする]ボタンをクリックして、正常に連携されているか確認します。
[テストする]ボタンをクリックして、連携がうまくいっているかテストしてください。
設定が問題なければ、ポップアップ画面が表示されるので[OK]を押して次のステップに進みます。
エラー画面が表示される場合、どこかに問題があるため、3.テストしてエラーになる場合を確認してください。
(5)Qastで「有効」のチェックボックスにチェックします。
この時点でQastにログイン中の全メンバーが自動的にログアウトされ、SSO経由でのログインを求められます。
SSOのサービス側から「Qast」を選択、もしくはQastのログイン画面からSSOに一度遷移してログインすることができるようになります。
3.テストしてエラーになる場合
エラーになる場合の考えられる要因は下記の通りです。
Qast側の設定:nameIDの不一致
Qastで利用しているメールアドレスと、SSO側で利用しているメールアドレスが異なる場合、メンバーごとに紐付けを行う必要があります。Qastの「セキュリティ」タブから、各ユーザーのメールアドレスをご確認ください。
SSO側の設定:「entity_id」と「acs_url」
それぞれが正しく貼り付けられているか、再度ご確認ください。
SSO側の設定:マッピング要素が「メール」になっているか
各サービスによって呼称は異なりますが、QastとSSOの紐付け要素が「メールアドレス」になっているかご確認ください。
G Suiteの場合「属性のマッピング」、OneLoginの場合「Parameters」、AzureADの場合「ソース属性」です。