QastとTeamsの連携方法についてご紹介します。
連携設定を行うことで、下記の運用が可能です。
Qastでメモや質問が作成・更新された際に個人チャットに通知する
Qastでメモや質問が作成・更新された際に指定したTeamsチャネルに通知する
Microsoft社仕様変更に伴い2025年12月に廃止予定
Teamsの投稿をQastにシームレスに投稿する
◾️Teams個人チャットへの通知およびシームレス投稿の設定
【管理者による初期設定】
* 本操作は連携開始の初回のみ発生します。
* 本操作で下記の設定を行います。
・QastとTeamsの連携設定
・TeamsからQastへのシームレス投稿設定
・QastからTeams個人チャットへの通知設定
* Azure管理者の権限を持つユーザーにて操作を行ってください。
※ 「▶︎」をクリックし、番号順に手順のご確認および実施をお願いします。
1. QastでTeamsの通知連携設定を⾏う
1. QastでTeamsの通知連携設定を⾏う
(1)「マイページ > 通知 > Teams連携」のセクションで 「連携する」 ボタンをクリックします。
(2) Microsoftのログイン認証画面が表示されるので、Azure管理者権限を持つユーザーでログインします。
Microsoftのログイン認証画面が表示されない場合
Microsoftのログイン認証画面が表示されない場合
設定時に既にMicrosoftアカウントでログインされている場合、認証画面が省略さ
れ、そのアカウントで自動的にログインが行われる場合がございます。
ログイン中のアカウントにAzure管理者権限が付与されている場合は、そのまま(3)の手順にお進みください。
Azure管理者権限が付与されていない場合は、以降の手順を実施できないため、お手数ですが以下の手順に従い再ログインをお願いします。
【Microsoftアカウントの再ログイン手順】
Qastからログアウト
現在ログインしているMicrosoftアカウントからログアウト
Qastに再ログイン
1. QastでTeamsの通知連携設定を⾏うの手順で再度「連携する」ボタン をクリック
Microsoftのログイン画面が表示されたら、Azure管理者権限を持つアカウントでログイン
上記実施後、(3)の手順にお進みください。
(3)アクセス許可画面が表示されるので、[組織の代理として同意する] にチェ
ックをして [承諾] ボタンをクリックします。
(クリック後、自動的にQastマイページに遷移します)
(4)「連携する」 ボタンが 「連携停⽌」 ボタンになっていることを確認します。
2.Azure上でQast連携に必要な権限が許可されているかを確認する
2.Azure上でQast連携に必要な権限が許可されているかを確認する
(1)Azure Entra IDのページを開き、左部メニュー内の「管理 > エンタープライズアプリケーション」をクリックします。
(2)テナントの検索ボックスに[Qast]と入力し、検索結果に表示された[Qast Productionアプリケーション]をクリックします。
(3)表示された詳細ページ左部メニュー の「セキュリティ > アクセス許可」 をクリックし、下記5種類の権限が付与されていることを確認します。
offline_access
ChatMessage.Send
TeamsAppInstallation.ReadForUser
Directory.Read.All
Chat.ReadWrite
権限が付与されていない場合の対応方法
権限が付与されていない場合の対応方法
アクセス許可画面の「テナント名に管理者の同意を与えます」 ボタンがクリックできる状態であるかをご確認ください。
【クリックできる場合】
ボタンをクリックし、表示された画⾯に従ってアクセスの要求に対して承諾する設定を⾏ってください。
本操作を行った場合、権限の上書きによりアクセス許可がリセットされてしまうため、お手数ですがQastに戻って「マイページ > 通知 > Teams連携」のセクションで「Teams連携解除」ボタンをクリックした後、再度【初回設定(Azure管理者)】の⼿順で操作を実施いただき、上記の5種類の権限が付与されていることを確認してください。
【クリックできない場合】
QastでTeamsの通知連携設定を⾏う の手順(3)で「組織の代理として同意する」にチェックをせずに操作が進んでしまった可能性があります。
下記の手順でアクセス許可の再設定をお願いします。
Azure上でQast連携に必要な権限が許可されているかを確認の手順(1)-(3)を実施し、Qastアプリケーションの詳細ページを開きます。
「管理 > プロパティ」をクリックし、画面上部の「削除」をクリックし、Qastアプリケーションを削除します。
【初回設定(Azure管理者)】のQastでTeamsの通知連携設定を⾏う 手順に従い再度連携設定を実施します。
この時、手順(3)で必ず「組織の代理として同意する」 にチェックをして 「承諾」 ボタンをクリックしてください
Azure上でQast連携に必要な権限が許可されているかを確認の手順を実施し、Qastアプリケーションに5種類の権限が付与されていることを確認します。
5.Microsoft Teams管理センターでアプリ配信設定を行う
5.Microsoft Teams管理センターでアプリ配信設定を行う
* この操作はAzure上でTeamsの管理者権限を持つユーザにて行ってください。
* 本操作は、下記の設定(本項目より上段にかかれている設定手順)が完了した状態で実施ください。
【初回設定(Azure管理者)】
・QastでTeamsの通知連携設定を⾏う 。
・Azure上でQast連携に必要な権限が許可されているかを確認。
・Qastでチャット通知設定を行う 。
・Qastでカスタムアプリをダウンロードする。
* 管理センター側で利⽤可能ユーザが全員になっていても「追加」ボタンが「承認の要求」ボタンになります。
* 管理センターで全員に許可をしていたとしても使えないままになるので注意が必要です。
(1) Microsoft Teams 管理センターを開き、画面左部メニューから「Teams のアプリ > アプリ管理」のページを開きます。
(2)右上部「アクション」のメニューから[新しいアプリをアップロード]をクリックします。
(3)[アップロード]をクリックし、Qastでダウンロードしたカスタムアプリのzipファイルを選択します。
(4)アップロード完了後、画面に表示されている「こちらのリンク」をクリックします。
(5)アプリの管理画面上部に表示されている「利用可能」項目が「全員」と表示されていることを確認します。
※「簡単な説明」の部分は「qast for production」と記載されています。
【注意事項】
*Qastアプリの利用ユーザーを制限する場合は、「ユーザとグループ」タブで個別設定をお願いします。
*カスタムアプリのアップロード後、Teams側にアプリが反映されるまでに数時間〜数日程度の所要時間が発生する場合があります。
6.Teamsでアプリの追加を⾏う
6.Teamsでアプリの追加を⾏う
* この操作はAzure上でTeamsの管理者権限を持つユーザー以外でも実施可能です。
(1) 「Teams」を起動し、左部メニュー「アプリ > 組織向けに開発」をクリックし、
「Qastアプリ」が表⽰されますので、[追加]をクリックします。
※カスタムアプリのアップロード後、Teams側にアプリが反映されるまでに数時間〜数日程度の所要時間が発生する場合があります。
時間をあけて反映されているかをご確認下さい。
Qastアプリが表示されない場合
Qastアプリが表示されない場合
Qastアプリが表示されない場合は一度Teamsをサインアウトし、もう一度サインインして上記操作を実施ください。
再度サインインしてもアプリが表示されない場合は、下記の操作をお試しください。
Microsoft Teams 管理センター >Teams のアプリ > アプリ管理 > Qast > ユーザーとグループ > 状態の編集」に遷移します。
アプリの管理画面上部に表示されている「利用可能」項目の「全員」をクリックし、右側に表示された状態の編集画面で「該当者なし」に変更し、「適用」をクリック後、再度「全員」に設定し「適用」をクリックします。
アプリの反映に時間がかかる場合があるため、数時間〜数日程度経過後に再度TeamsでQastアプリが表示されているかを確認します。
(2)表示された画面で「追加」をクリックします。
【注意事項】
権限が必要ですという画面が表示された場合は、何度か同じ操作をお試しいただくか、一度サインアウトして再度操作ください。
「アプリに接続できません。もう⼀度お試しください。」という画面が表⽰された場合は、数時間〜数日ほどお時間を開けて再度操作ください。
以上で個人チャットへの通知およびシームレス投稿の設定は完了です。
【連携設定の解除方法】
管理者の解除方法
管理者の解除方法
Microsoft Teams 管理センターでQastアプリ削除します。
Microsoft Teams 管理センターを開き、画面左部メニューから「Teams のアプリ > アプリを管理」のページを開きます。
Qast Productionアプリを検索いただき、右上アクションメニューよりアプリの削除をお願いいたします。
※削除を行うと全てのユーザーの「Teamsアプリ」から「Qastアプリ」が削除されます。
Qastの個人チャット通知をOFFにします。
Qastにログインいただき、「マイページ > 通知 > Teams連携」のセクションで「チャット」に通知が届きます」という設定項⽬をOFF に変更し、通知設定を解除します。
QastのTeams連携を連携停止します。
Qastの「マイページ > 通知 > Teams連携」のセクションで「連携停止」ボタンをクリックし、連携を解除します。
Azure Entra IDページで「Qast Productionアプリケーション」の削除します。
Azure Entra IDページを開き、左部メニュー内の「管理 > エンタープライズアプリケーション」をクリックし、
テナントの検索ボックスに[Qast]と入力し、検索結果に表示された[Qast Productionアプリケーション]をクリックします。
左部メニュー内の「プロパティ」をクリックし、画面上部の「削除」をクリックし、アプリの削除をお願いいたします。
上記の手順で、管理者の方のTeams連携解除完了となります。
【ユーザーによる初期通知設定】
* 本操作は連携開始の初回のみ発生します。
* 本操作で下記の設定を行います。
・QastからTeams個人チャットへの連携設定
* 本設定を行わなくてもTeamsからQastへのシームレス投稿が可能です。
Teams個人チャットへの通知が不要の場合は設定の必要はありません。
* 本操作は【管理者による初期設定】を行った管理者以外のアカウントで操作を行ってください。
(管理者の方は【管理者による初期設定】ですでに本設定が完了しているため対応不要です)
1. QastでTeamsの通知連携設定を⾏う
1. QastでTeamsの通知連携設定を⾏う
(1)「マイページ > 通知 > Teams連携」のセクションで 「連携する」 ボタンをクリックします。
(2) Microsoftのログイン認証画面が表示されるので、お使いのアカウントでログインします。
※Microsoftアカウントを複数お持ちの場合は、通知を受信したいアカウントでログインしてください。
Microsoftのログイン認証画面が表示されない場合
Microsoftのログイン認証画面が表示されない場合
設定時に既にMicrosoftアカウントでログインされている場合、認証画面が省略され、そのアカウントで自動的にログインが行われる場合があります。
この場合、ログイン画面が表示されることなく、(3)の手順で「連携する」ボタンが「連携停止」に切り替わります。
ボタンが切り替わっている場合は、認証が正常に完了している状態ですので、2.Qastでチャット通知設定を行うの手順にお進みください。
(3)「連携する」 ボタンが 「連携停⽌」 ボタンになっていることを確認します。
以上で管理者およびユーザーによる初期設定は完了です。
◾️Teamsチャンネルへの通知設定
2024.12.12
【Teamsチャンネル通知機能の連携手順変更について重要なお知らせ】
この度、Microsoft社の仕様変更に伴い、Teams連携機能の一つであるチャンネル通知の連携手順が変更となります。
つきましては、チャンネル通知機能をご利用のお客様は再連携の操作が必要となります。
下記に変更の概要と再連携手順を記載しておりますので、該当機能をご利用のお客様は必ずご確認ください。
* 本操作は連携開始の初回のみ発生します。
* 本操作で下記の設定を行います。
・QastからTeamsの指定したチャネルへの通知設定
* 複数のTeamsチャネルに通知を送ることはできません。
* プライベートチャネル、共有チャネルへの通知設定はできません。
* 1人のユーザーが設定すれば、残りの全ユーザーに適用されます。
(設定するユーザーがチームに招待されている必要があります。)
Teamsチャンネル通知機能の連携手順変更概要と再連携手順
Teamsチャンネル通知機能の連携手順変更概要と再連携手順
【概要】
Microsoft社が提供する「Incoming Webhook」の廃止に伴い、Teamsチャンネル通知機能は「ワークフロー」を用いた新しい連携方法に変更されました。
2024年12月12日に変更後のチャンネル通知機能のリリースが完了したため、該当機能をご利用中のお客様は再連携が必要となります。
再連携を行わない場合、「Incoming Webhook」の廃止により、本機能がご利用いただけなくなりますため、お手数をおかけいたしますが、下記手順に沿って再連携をお願いいたします。
【連携手順】
Teamsにサインインします。
Teamsのチーム > 対象チャネル > 3点ボタン > ワークフローをクリックします。
「Webhook 要求を受信するとチャネルに投稿する」を選択します。
※一覧に表示されていない場合は「ワークフローを検索する」から検索します。
「次へ」をクリックします。
※「名前」は変更したい場合は変更ください。
通知を受け取りたいチームとチャネルを設定 > ワークフローを追加するをクリックします。
正常に追加されたら表示されたURLをコピーして「Qast」にログインします。
Qastにログインします。
プロフィールアイコン > 通知 > Teams連携 >ワークフロー Webhook内に「6.」でコピーしたURLを貼り付けて「連携する」ボタンをクリックします。
Teamsに戻ります。
・ワークフローを管理 > 編集画面に移動します。
編集をクリックします。
Send each adaptive card > Post card in a chat or channel > 「投稿者」を「ユーザー」に変更します。
※「ユーザー」以外の場合、通知が届きません。
以上で設定は完了です。
◾️備考
Teamsに通知される内容については下記の記事をご参考ください。